北見地区の訪問介護事業者でつくる連絡協議会の設立に向け、事業者を対象にした説明会が2025(令和7)年6月15日、北見市内のNiCC芸術文化ホール(北見芸術文化ホール)で開かれました。弊社、株式会社エムリンクホールディングス(代表取締役=本見研介)が北見地区の訪問介護事業者に呼びかけ実施したもので7月から8月にかけ正式に協議会を立ち上げる予定です。
令和6年度の介護報酬改定により訪問介護事業者は厳しい経営を余儀なくされていること、また、北見市社会福祉協議会が来年度末で訪問介護サービスを終了することなどを受け、北見市をはじめ周辺の事業者が連携し協議会として地域の訪問介護サービスを維持していくため行政に要望するとともに、地域の訪問介護を効率的に運営していこうというのがねらいです。
この日の説明会には12の介護事業者からあわせて20人ほどが出席。一般社団法人北海道高齢者向け住宅事業者協会の会長でもある弊社の本見研介代表取締役は「人口減少が進み、光熱費や人件費も上がる中、北見地区の事業者は人材不足や訪問介護の効率が上がらないことを課題としている。在宅のサービスを維持していくためには連携していく必要がある」と参加事業者に呼びかけました。
続いて「北見市における介護サービスの現状について」の説明があり、協議会設立後、行政に要望していく内容については、訪問時に食事の準備・掃除・買い物といった支援を行うことができる「生活援助従事者」の研修を北見市内で実施できる環境を整え、高齢者や高校生などの受講を促し人材確保に繋げることや、その人たちの移動手段として、ライドシェアを活用すること、ICTを取り入れ効率的なサービスを実施できるよう補助を求めていくといった協議会設立後の動きが説明されました。
この日参加はできないが協議会設立の趣旨に賛同するという事業者もおり、改めて呼びかけた後、正式に協議会を立ち上げ、今後行政と要望内容について協議して環境を整備していきたい方針です。